英BPのリリーフ井利用した油井遮断作業、原油漏れのリスクで中断

原油流出事故が発生したメキシコ 湾のマコンド油井の恒久的封じ込めに向け、英BPが進めているリリー フ井を利用した底部での遮断作業が中断されている。新たな原油漏れに つながる恐れのある問題点についての分析が完了するまで再開されない 見通しだ。

BPは今月、油井の上部からセメントを流し込んだが、この後、原 油1000バレルが油井内部に残留していると断定した。米当局者らは、 BPが恒久的封じ込めに向け油井の底部から泥やセメントを注入する際 にこのうちの一部が流出するか、新たな原油漏れにつながる可能性があ ると懸念している。

米事故対策本部のアレン本部長は14日、記者団との電話会議で、 BPが制御不能な原油流出を阻止する油井底部での遮断計画を準備する のに17日までかかる可能性が高いとの見方を示した。

アレン本部長は「現時点でのリスクは1000バレルであり、BPは この原油を移動させる方策を考案するだろう」と指摘。「底部での遮断 作業を始める前にその点を処理する方針だ」と述べた。

アレン本部長が14日明らかにしたところによると、BPは計画を 提出後、リリーフ井の掘削を終了し泥の注入を開始する許可を得る見込 み。代案として同本部長がBPに対し、油井の上部にあるバルブの部品 である噴出防止装置の交換を指示する可能性もある。

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