米景気見通し、一段と悪化-貿易赤字拡大や予想下回る小売売上高で

今週米国で示された貿易赤字の拡 大と消費支出抑制を示す指標で、同国の景気見通しはさらに悪化した。

7月の米小売売上高の伸びが市場予想を下回ったことを受け、モル ガン・スタンレーは7-9月(第3四半期)の個人消費見通しを前期比 2%増と、従来予想の同2.3%増から下方修正した。

JPモルガン・チェースのチーフエコノミスト、ブルース・カスマ ン氏は、「景気の弱まりを示す指標が続いている。第3四半期は極めて 低調に始まったようだ」とし、「より大きな問題は、4-6月(第2四 半期)から見られる勢いの低下に歯止めがかかるかどうかだ」と述べた。

7月の小売売上高は前月比0.4%増と、ブルームバーグ・ニュース がまとめたエコノミスト予想の中央値(同0.5%増)を下回った。6月 の米貿易赤字は499億ドル。赤字幅は前月から79億ドル拡大し、1992 年の集計開始以来で最大となった。

エコノミストの間では第2四半期の成長率見通しを下方修正する動 きが見られる。ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルのチー フエコノミスト、デービッド・レスラー氏は、同四半期の成長率見通し を速報値の前期比年率2.4%から同1.3%に引き下げた。

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