コンテンツにスキップする

米社債保証料、2週間ぶり高水準-スペイン格下げ懸念で上昇に転じる

30日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場では、米企業の社債保証コストがここ2週間 余りで最も高い水準となった。スペイン格下げの可能性を受けて、一 部の欧州ソブリン債の健全性に対する投資家の懸念が再燃した。

米企業の信用リスクの指標は早い段階では低下していたものの、 その後上昇に転じた。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・ サービスはスペインに付与している最上級の格付けを引き下げ方向で 見直すことを明らかにした。成長見通しの「悪化」と、同国政府が財 政目標を達成する上で直面する難題を見直しの理由として挙げた。

ジャニー・モンゴメリー・スコットのチーフ債券ストラテジスト 兼エコノミスト、ガイ・リーバス氏は、「米信用市場の基調を定める大 きな要因の一つはソブリン債のCDSだ」と指摘。この日のソブリン 債のCDSスプレッドの動向について、「まちまちだった。欧州の一部 ではギリシャなどが大幅に低下したものの、ムーディーズの格付け見 直しでスペインなどは上昇した」と説明した。

マークイット・グループによれば、北米企業の信用リスクの指標 であるマークイットCDX北米投資適格指数のスプレッドは、ニュー ヨーク時間午後5時49分(日本時間7月1日午前6時49分)現在、 1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の123.25bp。 スプレッド上昇は通常、投資家心理の悪化を意味する。

マークイットによると、投資適格級の欧州企業125社で構成する マークイットiTraxx欧州指数のスプレッドは3.1bp低下の

129.3bp。主に高リスク・高利回りの50銘柄で構成するマークイ ットiTraxxクロスオーバー指数は6.2bp下げて575.7bp。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE