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デュークFRB理事:融資の危機前水準への回復には数年かかる公算

米連邦準備制度理事会(FRB) のデューク理事は、米国の景気回復が信用供与減少の反転に助けとなる ものの、融資が危機前の水準に戻るまでには数年かかる可能性があると の認識を示した。

デューク理事はオハイオ州コロンバスでの講演で、今回の融資回復 局面は今のところ、1990-91年のリセッション(景気後退)期を除 き、過去40年間のどのビジネスサイクルよりも遅いと指摘。90-91 年のリセッションでは、回復までに消費者融資で3年、不動産融資に関 してはほぼ9年を要したと説明した。

同理事は、政策金利が過去最低水準に据え置かれているものの、商 業銀行の融資は、2009年に約5%落ち込んだと指摘。FRBは先週、 「厳しい信用状況」の影響で個人消費が抑えられているとの認識をあら ためて示した。

デューク理事は「貸し出し減少の原因が多岐にわたり複雑で、時間 をかけてそうなったのと同様、その解決も同等に困難となる可能性が高 く、完全な回復までには時間がかかるだろう」と語った。

その上で、「FRBは、健全な信用環境の回復を後押しするため、 あらゆる可能な措置を今後も講じていく」と言明した。

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