コンテンツにスキップする

ブラジル国債好調-新興国債とのリターン格差、3四半期ぶり高水準

ブラジルのレアル建て国債のリタ ーンは新興市場国債のリターンを上回っており、2010年4-6月(第 2四半期)のリターン格差は昨年7-9月(第3四半期)以来の高水 準に拡大した。ブラジル中央銀行のメイレレス総裁が利上げを実施し、 同総裁のインフレ抑制の取り組みへの信頼感が高まっていることが背 景にある。

JPモルガン・チェースのGBI-EMブロード指数によると、 ブラジル国債の4-6月期のドルベースのリターンはプラス1.6%で、 新興国の平均はマイナス1.1%だった。同国債のリターンが他の新興 市場国にこれほどの差をつけたのは昨年第3四半期以来。昨年9月に は、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが、ブラ ジル国債格付けを「Ba1」から投資適格級の一番下の「Baa3」 に引き上げていた。

メイレレス総裁は、15年ぶりのペースに加速した経済成長の速度 抑制のため、政策金利を過去最低の8.75%から4月以降1.5ポイン ト引き上げた。米調査会社EPFRグローバルがまとめたデータによ ると、今年1-5月の投資家によるドルとレアル建てブラジル国債の 純買い越し額は30億ドル(約2660億円)となり、昨年1年間の26 億ドルを上回った。

ストーン・ハーバー・インベストメント・パートナーズでレアル 建て債を含む135億ドル相当の新興市場国債の運用に携わるパブ ロ・シシリノ氏(ニューヨーク在勤)は、「ブラジル中銀はインフレと インフレ期待の抑制に向け措置を講じている」とした上で、「ブラジル への資金流入は続いている」と指摘した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE