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日鉱・三井金合弁:今年の銅輸出予想8.5%下方修正-国内需要堅調で

日鉱金属と三井金属鉱業の合弁会 社で国内銅精錬最大手のパンパシフィック・カッパー(PPC、東京 都港区)は2010年の日本の銅地金の輸出量見通しを年初予想から

8.5%下方修正した。中国での需要増加ペースが落ち込む中、国内需要 の堅調な伸びに対応するため。

PPCの鴨尾秀範・営業部銅担当部長が29日、ブルームバーグ・ ニュースとのインタビューで明らかにした。鴨尾氏によると、PPC は10年の銅地金の輸出量について54万トン(前年比13.8%減)を見 込む。1月の予想は59万トン(同5.9%減)だった。

鴨尾氏は、銅地金の輸出減少について、「最大の理由は国内需要が 堅調だからだ」と説明。その上で、銅スクラップの減少の影響を受け て、国内で「需給があまりにもひっ迫して地金在庫が減っている」と 指摘した。

鴨尾氏によると、銅地金(電気銅)の国内需要はリーマンショッ クを受けた世界同時不況後の09年に約87万5000トンと、第1次オイ ルショック以来、30余年ぶりの低水準に落ち込んだ。一方、輸出は中 国の堅調な需要に下支えされ、09年は前年比25%増の62万7000トン と過去最高を記録している。

鴨尾氏は国内需要の見通しについて、通常国会で2010年度予算の 審議が始まった「1月の時点では低めに見ていた。ふたを開けてみる と3月以降は好調」と述べるとともに、建設関係以外で「下半期も自 動車や半導体などを中心に堅調が続く」と語った。

一方、中国の需要については「10年5月まで中国の景気は過熱気 味によかったが、6月ごろに潮目が変わったという印象だ」と述べた。 欧州のソブリンリスク(国家の信用リスク)問題や人民元の切り上げ などが影響して中国製品の輸出が減速するとみる。その上で経済成長 率は「輸出減速によって低くなる」との認識を示した。

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