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塩野義薬株が急伸、クレストール訴訟で勝訴-収益懸念後退

塩野義製薬株が急反発。高脂血症 治療薬「クレストール」の特許権をめぐり、導出先の英アストラゼネカ と共同で米国で起こした特許権侵害訴訟で、勝訴の判決が出た。後発薬 メーカー参入による収益圧迫への警戒感が和らぎ、一時前日比11%高 の1906円と、1月28日以来、約5カ月ぶり高値を回復した。

米デラウェア州の連邦地裁は29日、クレストールの特許権が2016 年まで有効と認める判決を下した。アストラゼネカと塩野義薬は07年 12月、ジェネリック(後発)薬メーカーなどを相手取り、クレストー ルの米国内での後発薬製造・販売を中止するよう求めて提訴していた。

モルガン・スタンレーMUFG証券の三田万世アナリストは、「塩 野義薬、アストラゼネカにとってクレストールの収益に対するインパク トは大きく、訴訟の不透明性が嫌気されていた」と指摘。その上で、16 年まで米国でジェネリック医薬品が出ないということは「非常に意味の あること。重しがなくなったという感じがする」と話した。

今後について三田氏は、後発薬メーカーが控訴をすると思うが、 「判決には時間がかかるし、いったん出た判決が覆ることはないのでは と投資家は考えているのだろう」との見方を示した。

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