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酔って未承認取引、その代償1000万円-元ブローカーにFSAが制裁金

英金融サービス機構(FSA)は、 英PVMオイル・フューチャーズの元ブローカー、スティーブン・パ ーキンス氏が、酩酊(めいてい)状態で顧客の承諾なく取引を行い、 雇用主に虚偽の報告をしたとして制裁金7万2000ポンド(約960万 円)の支払いを命じた。

FSAはまた、パーキンス氏が金融サービス業界で勤務すること を5年間禁止した。FSAが29日発表した資料によると、同氏は2009 年6月、ICEフューチャーズ・ヨーロッパで「午前の早い時間帯に」 顧客の承諾なく取引を行った。FSAによると、週末とこの取引を行 った日は「度を越して飲酒」した状態だった。

FSAの市場担当ディレクター、アレクサンダー・ジャスタム氏 は「パーキンス氏が酩酊(めいてい)状態だったことは市場での不正 行為の言い訳にはならない」と指摘。「パーキンス氏は規制された行為 に関与するのにふさわしい人物ではなく、その行動は市場の適切な機 能に対するリスクとなるため、同氏による取引を禁止した」としてい る。

契約のみに基づき、顧客の注文に応じてICEの北海ブレント原 油先物を取引するのがパーキンス氏の職務だった。FSAによると、 同氏は昨年8月、ブレント原油先物の買い持ちポジションを7000枚 以上積み上げ、「極めて大量の」取引を行った。この量は、原油700 万バレル以上に相当する。

FSAによると、パーキンス氏の取引でブレント原油の価格は人 為的な水準まで上昇。同氏は「未承認の取引を隠ぺいしようとするた め、雇用主に対して虚偽の報告を繰り返した」という。

パーキンス氏は和解に応じ、FSAの和解手続きの下で制裁金は 20%軽減された。減額は同氏の財政状況も考慮した措置。FSAによ ると、パーキンス氏はこの問題の後、アルコール依存症のリハビリプ ログラムに参加し、酒をやめたという。

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