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欧州の銀行の健全性、3カ月物資金供給オペで明らかに-市場関係者

欧州の銀行の健全性が30日、欧 州中央銀行(ECB)が実施する3カ月物資金供給オペ(公開市場操 作)で明らかになる可能性がある。

金融危機対応としてECBが昨年実施した過去最大規模の1年物 オペが7月1日に期落ちを迎え、銀行は4420億ユーロ(約47兆8000 億円)を返済する必要がある。こうした中、投資家やエコノミストは 3カ月物資金の需要を通じ、調達面で銀行がいまだECBにどの程度 依存しているかが明らかになるとみている。ECBはフランクフルト 時間午前11時15分(日本時間午後6時15分)ごろに入札結果を明 らかにする。

イタリア最大の銀行、ウニクレディト(ミラノ)のシニア債券ス トラテジスト、ルカ・カツラーニ氏は「欧州の銀行の健全性に関して、 借り換えの規模は重要な情報になろう」と指摘。市場金利がECBの オペ金利の1%を大きく下回る中、「流動性へのアクセスが非常に制限 された銀行だけが応札するだろう」と述べた。銀行は現在、銀行間取引 市場で3カ月物資金を0.76%前後で調達することができる。

欧州ソブリン債危機の影響で一部の政府は債務借り換えに困難が 生じかねないとの懸念が高まって以降、金融機関は相互の資金融通に 慎重になっている。バークレイズ・キャピタルの欧州債戦略責任者、 ローレント・フランソレット氏によれば、ECBの3カ月物オペ需要 が3000億ユーロを超える場合、自力での資金調達は困難と銀行がい まだ受け止めていることを示唆することになり、投資家は新たなリスク 回避行動を取る可能性がある。

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