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中央三井アセット信:海外資産受託へ-中東や欧州で2000億円

(最終段落に国内投資家向け運用業務について追加します)

【記者:谷口崇子、フィンバー・フリン】

6月30日(ブルームバーグ):中央三井トラスト・ホールディング ス傘下の中央三井アセット信託銀行は、海外投資家から運用資産を受託 する業務に参入する。収益力強化に向けた海外業務拡大の一環で、日本 株で資金運用したい欧州の企業年金や中東の政府系ファンドなどの機 関投資家から、初年度の2010年度で2000億円の受託を目指す。

29日付で就任した住田謙社長(59)はブルームバーグ・ニュースと のインタビューで「経営者として中長期的な収益源を探す必要がある。 運用のグローバル化が自分にとって最大の経営課題だ」と語った。具体 的には、ロンドン現地法人を中心とした拠点を通じて、日本株のアクテ ィブ・ファンドなどを提案していく方針だ。

住田氏は、特に「欧州の投資家は日本株への関心が高い」とし、「新 興国株に注目度では劣るが、諸制度が整備され透明性の高い日本株の魅 力をアピールしていきたい」と強調した。中央三井アセット信は、企業 年金、公的機関など機関投資家向けの資産運用を基幹事業とし、運用資 産残高は23兆円。これまで海外から運用受託はしていなかった。

海外運用会社と提携模索

中央三井アセット信は、日興アセットマネジメントを昨年買収する など資産運用業務を強化中で国際展開する住友信託銀行と来春、経営統 合、運用資産残高は58兆円と国内最大になる。住田社長は「両行は国 内年金などから高い評価を得ている。今後は海外顧客からも運用で評価 されるようになりたい」と海外業務の強化に強い意欲を示した。

一方、グローバル化の一環として新興国株にも広げた年金基金など 国内投資家向けの運用について住田社長は、アジアなど外国株運用の強 化に向け「時間を買う意味でも、海外の運用会社との提携は常に考えて いる」と言及。ただ、資本提携については住友信託銀との「統合で資本 基盤が充実したらやりやすくなるとは思う」と述べるにとどめた。

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