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ブラジル株:ボベスパ指数は2月以来の大幅安、米中の成長鈍化懸念

29日のブラジル株式市場では、指 標のボベスパ指数が今年2月以来の大幅下落となった。ブラジルの2 大輸出市場である中国と米国の成長鈍化を示す経済指標の発表を受け、 世界の景気回復への懸念が高まった。

金属と原油価格の下落を受け、鉄鉱石生産で世界最大手のヴァー レとブラジル石油公社(ペトロブラス)が値下がり。中国需要の鈍化 がパルプ価格に響くとの見方から、世界最大のパルプメーカー、フィ ブリア・セルロージは2カ月ぶりの大幅安となった。売上高で国内2 位の住宅建設会社ガフィーザは5%余り下落し、不動産関連株の下げ を主導した。ビボ・パルチシパソンエスなどの電話会社も売られた。 ポルトガル・テレコムの株主は30日、ブラジル最大の携帯電話サービ ス会社であるビボの経営権保有企業の同社の持ち株に対するスペイン のテレフォニカからの買収提案について投票を行う。

ボベスパ指数は前日比3.5%安の61977.91と、2月4日以来最大 の下落。同指数構成銘柄のうち値下がりは61銘柄、値上がりは4銘柄。 通貨レアルは1.8%安の1ドル=1.8116レアル。

デルテック・アセット・マネジメント(ニューヨーク)で8億ド ル相当の運用に携わるグレッグ・レスコ氏は「世界経済は二番底に陥 るとの見方があるようだ」と指摘。「投資家は神経質になっている」と 説明した。

米民間調査機関コンファレンス・ボードがこの日発表した6月の 米消費者信頼感指数は52.9と、前月改定値の62.7から低下。エコノ ミストの予想以上に悪化し、国民が労働市場の見通しや景気に関して 悲観的になっていることが示唆された。また、中国の4月の景気先行 指数が修正され、4月の同指数の伸びは過去5カ月で最小となった。

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