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カナダ・ドル:下落、3週間ぶり安値-成長と欧州への懸念広がる

29日の外国為替市場でカナダ・ ドルは対米ドルで3週間ぶり安値に下落。欧州の財政問題に対する懸 念が広がったほか、世界景気に減速の兆しが表れたことで、株式や商 品など高利回り資産を敬遠する動きが強まった。

6月の米消費者信頼感指数がエコノミスト予想を下回ったのを受 けて、S&P500種株価指数は8カ月ぶりの安値に下落。商品相場も 銅や他の工業用金属を中心に値下がりした。すべての工業用金属の世 界最大の消費国、中国の成長鈍化に対する懸念が広がったためだ。

カナディアンフォレックスのシニア・コーポレート・ディーラー、 ダレン・リチャードソン氏は「米国、中国発の軟調な経済指標によっ て、急速なリスク回避の動きが市場に広まった」と述べ、資源国通貨 がその影響をまともに受けたと説明。「まだ安心できる取引レンジ内に とどまっているが、1米ドル=1.07-1.08カナダ・ドルまで行けば 懸念されるだろう」と語った。

カナダ・ドルはトロント時間午後4時18分(日本時間30日午前 5時18分)現在、1米ドル=1.0572カナダ・ドル(1カナダ・ドル =0.9459米ドル)。一時は前日比2.1%安の1.0575カナダ・ドルと、 今月8日以来の安値を付けた。前日は1.0358カナダ・ドル。

カナダ国債市場では、2年物国債(表面利率1.5%、2012年6 月償還)は6営業日連続で上昇し、5月6日以来で最長の上げとなっ た。利回りは12ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し て1.38%、価格は22セント高の100.22カナダ・ドルだった。

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