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欧州債:独10年債が上昇、景気鈍化懸念で逃避需要-利回り2.55%

欧州債市場ではドイツ国債相場 が上昇。同利回りは約3週間ぶりの低水準となった。世界景気の鈍化 兆候で最も安全とされるドイツ国債に対する需要が高まった。

ドイツ国債相場は過去6営業日で5日目。中国景気の拡大ペース が鈍化しつつあるとの観測から株安となり、国債の魅力が高まった。 欧州連合(EU)の草案で、加盟国内の銀行に対するストレステスト (健全性審査)でソブリン債のリスクも査定すべきだとみていること が明らかとなった。これを受けて、ギリシャなどがデフォルト(債務 不履行)に陥る可能性を当局者が認識しているとの懸念が再燃した。

トレーダーらによると、ユーロ圏の複数の中央銀行はギリシャや ポルトガル、アイルランドの国債買い入れを強化している。

WestLBの債券ストラテジスト、ミヒャエル・レスター氏 (デュッセルドルフ在勤)は、「ドイツ国債が再び資金の逃避先とみ なされている。経済データ面からの支援があったほか、先行きにもリ スクがある。典型的な質への逃避シナリオだ」と語った。

ロンドン時間午後4時50分現在、独10年債利回りは前日比3 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01)低下し2.55%。一時は

2.52%まで下げ、9日以来の低水準となった。同国債(表面利率 3%、2020年7月償還)価格は0.18ポイント上げ103.80。独2 年との利回り格差は縮小し、今年初めて200bpを割り込んだ。

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