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米国の証券取引所:取引制限銘柄の対象拡大、SECに提案へ-関係者

米国の証券取引所は、株価の値 動きが大きくなった場合に取引を制限するサーキットブレーカーに について、対象銘柄数を2倍とし、何百ものETF(上場投資信託) にも適用することを提案すると、事情に詳しい2人の関係者が明ら かにした。サーキットブレーカーの試験的運用が開始されて2週間 が経った。

情報が非公開であるとして同関係者が匿名で語ったところによ ると、NYSEユーロネクストとナスダックOMXグループは米証 券取引委員会(SEC)に対し、10%以上の値動きとなった場合に 取引を一時停止するサーキットブレーカーの対象を、S&P500種株 価指数の銘柄からラッセル1000種指数の銘柄へと拡大するよう求め る。また関係者の1人は、S&P500種株価指数に連動するものも含 め300余りのETFにも同措置が適用される見込みだと語った。

ウィンストン・アンド・ストローン法律事務所(ニューヨーク) のパートナーのエドワード・ジョンセン氏は試験対象を「広範な投 資家が取引するETFや他の銘柄に拡大するのは当然だ」と指摘し、 「SECはいずれ、全米市場システム(NMS)にあらゆる銘柄を 加え、同じルールと取引処理を適用するとみている」と語った。同 氏はドイツ銀行傘下のドイツ銀証券で株式法務部の責任者を務めた 経験を持つ。

NMSの対象証券は、ニューヨーク証券取引所(NYSE)な どNYSEユーロネクスト傘下の取引所か、ナスダックOMXが運 営するナスダック市場に上場している銘柄やETFだ。これらの銘 柄は公設市場やダークプールとして知られる私設取引システムなど の場で取引することができる。

SECのジョン・ハイン報道官(ワシントン在勤)は12月まで 継続する取引プログラムの計画についてコメントを控えた。NYS Eユーロネクストの広報担当、エリック・ライアン氏に対し、ニュ ーヨークにおける通常の営業時間以降に電子メールを送ったが、こ れまでに返答はない。ナスダックOMXの広報担当ロバート・マッ デン氏はコメントを控えた。

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