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世界市場は「新たな混乱」へ、構造的赤字が成長阻害-アバディーン

欧州諸国や米国が抱える構造的な 赤字や公的債務が経済成長を妨げ、世界の金融市場は「新たな混乱」 に見舞われるとアバディーン・アセット・マネジメントが予想してい る。

アバディーンは発表文で、過剰流動性に伴う資産価格の上昇が不 安定化につながる可能性があると指摘。新興市場国・地域の当局者は 金融政策を正常化する必要があり、それはインフレ加速に伴い年内か 来年に利上げが行われることを意味するかもしれないと説明している。

アバディーン・アセット・マネジメント・アジアのディレクター、 ドナルド・アムスタッド氏は「新興市場、特にアジアは引き続き明る い」とした上で、「比較的規模が大きく、国内市場が拡大しているアジ アの国・地域は他の地域からのデカップリング(分離)状態が続き、 これが自国通貨の上昇を後押しするだろう」と予測した。

昨年27%上昇したMSCI世界指数が年初から7.6%下落してい るのに対し、MSCIアジア太平洋指数は4.8%の下げにとどまって いる。オズボーン英財務相が22日、平時としては過去最大規模と位置 付ける財政赤字削減策の詳細を明らかにしたことで、株式投資家の間 では経済成長が鈍化してリターンが低下しかねないとの懸念に拍車が 掛かった。

アバディーンのグローバル株式責任者、スティーブン・ドハーテ ィー氏は、今年の株式のリターンが「一けた」になると予想。ただ、 それ以上の詳細は明らかにしていない。同社は米国について、「まだら 模様」の経済指標は「これまでの予想よりも長期間にわたって緩和的 な」金融政策が維持されることを示唆しているとの見方を示した。

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