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米国債相場:4-6月、金融危機以降で最良の四半期に-質への逃避

米国債はこの4-6月(第2四半 期)、2008年の金融危機以降で最高のパフォーマンスを示す見込みだ。 29日に発表される米消費者信頼感指数はエコノミストの間で低下が 予想されており、世界経済が減速しつつあるとの観測が一段と高まっ ている。

米10年債利回りは28日、1年2カ月ぶりの低水準となり、2年 債利回りも過去最低水準に近づいた。欧州の債務危機を背景に、相対 的に安全な米国債への需要が増えている。世界最大の債券ファンドを 運用する米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIM CO)はウェブサイト上で、インフレ率は年内、低水準にとどまると の見通しを示した。

大和住銀投信投資顧問の外債担当責任者、片山恵氏(東京在勤) は、市場参加者は質への逃避を余儀なくされていると指摘し、ソブリ ンリスクが引き続き問題だと述べた。

ブルームバーグのデータによれば、米10年債利回りは日本時間 午前10時25分現在、3.03%。28日には一時3.01%と、09年4月 以来の低水準となった。28日の2年債利回りは0.63%。米連邦準備 制度理事会(FRB)がフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標 を0-0.25%に引き下げた日の翌日(08年12月17日)に付けた過 去最低水準、0.6044%に近づきつつある。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数によれば、 第2四半期の米国債のリターンは28日時点で4.4%。この間、ドイ ツ国債は4%、英国債は4.2%、日本国債は1.9%それぞれ上昇した。 一方、MSCI世界指数は同四半期に約10%下げた。

米国債がこれほど買われたのは、08年10-12月(第4四半期) に9%上昇して以来。当時は、同年9月の米リーマン・ブラザーズ・ ホールディングス破たんを受け、世界中の信用市場が凍結した時期だ った。

米民間調査機関コンファレンス・ボードが29日発表する6月の 米消費者信頼感指数は、ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノ ミスト予想で62.5と、5月の63.3から低下する見込み。同日発表 された日本の5月の完全失業率は5.2%と、市場予想に反して悪化し た。

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