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タイ:10年経済成長率見通し、5-6%に上方修正-財務省

タイ財務省は29日、2010年の国 内総生産(GDP)成長率見通しを5-6%に上方修正した。成長率 予想の引き上げはここ3カ月で2回目。最近の反政府デモによる打撃 を輸出の大幅な拡大が補う形だ。 同省のエクニティ報道官がバンコク での記者会見で明らかにした。

タイ財務相は3月にも成長率予想を最大5%に引き上げている。 昨年12月時点では最大4%を見込んでいた。

タイ経済は輸出が昨年の世界的低迷から回復したことを受け、今 年1-3月(第1四半期)のGDPは前年同期比12%増に達した。タ イ中央銀行のタリサ総裁は先週、景気回復に伴い、「異例の低水準」に ある政策金利の必要性は低下しているとの認識を示した。

スタンダードチャータード銀行のバンコク在勤エコノミスト、ウ サラ・ウィライピッチ氏は、「タイ中銀は今年10-12月(第4四半期) に政策金利を正常化する公算が大きいが、引き締めにシフトはしない だろう」と述べた。その上で、中国や欧州の景気減速がタイの輸出を 損なうとの見込みから、タイの内需と輸出の伸びは7-12月(下期) に減速する可能性があると指摘した。同行はタイの10年成長率を

2.8%と予想している。

一方、財務省は下期の輸出拡大ペースの減速見通しや最近の政情 不安の影響を織り込んでおり、予想は「控えめ」だとしている。同省 は4-6月(第2四半期)の成長率は5.6%に減速する可能性がある としている。

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