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原油:景気回復鈍化で7-12月は下落か、4-6月は08年以来の下げ

原油相場は7-12月(下期)に下 落するとの見方が広がっている。先進国の景気回復が鈍化している兆 しがあるためだ。4-6月の原油相場は、四半期ベースでは2008年末 以来の値下がりとなりそうだ。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油相場は29日の時間 外取引でシンガポール時間午前9時36分(日本時間同10時36分)現 在、1バレル=78.27ドル。ブルームバーグがアナリスト51人を対象 に実施した調査によると、米労働省が7月2日に発表する雇用統計で は、6月の非農業部門雇用者数が昨年12月以来の減少になると予想さ れている。

ドイツ銀行のエネルギー担当チーフエコノミスト、アダム・シミ ンスキー氏(ワシントン在勤)はインタビューで「世界的リセッショ ン(景気後退)からの脱出の道のりはいつも長くなる」と指摘。「当社 はずっと10年下期は厳しい時期になるとの見方をしている」と述べた。 同氏は原油相場の平均が7-9月(第3四半期)は65ドル、10-12 月(第4四半期)は70ドルになると予想している。

米エネルギー省は今月、10年の原油需要と価格の見通しを引き下 げた。同省は8日、世界の今年の石油消費量は日量平均8551万バレル になるとの見方を示し、5月時点の予想である8555万バレルから下方 修正した。世界の原油相場の指標となるWTI(ウエスト・テキサス・ インターミディエート)の今年の平均は78.75ドルとみており、5月 時点の予想である82.18ドルから引き下げた。

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