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米金融改革、モルガンSとJPモルガンに最も打撃-ゴールドマン

米上下両院の交渉担当者らが先 週合意した金融規制改革法案が成立した場合、最も大きな打撃を受け る米大手銀行はJPモルガン・チェースとモルガン・スタンレーにな る見通しだと、米ゴールドマン・サックス・グループのアナリストが 分析した。

リチャード・ラムズデン氏らゴールドマンのアナリストは28日 のリポートで、同法案により1株当たりの標準化収益は従来予想と比 べ、モルガン・スタンレーが95セント、モルガン・スタンレーが 74セント、それぞれ減少すると予想した。これとは別に、英バーク レイズ・キャピタルのアナリストは、米銀の2013年の利益が最大で 176億ドル(約1兆5680億円)目減りする可能性があると指摘して いる。

ゴールドマンのアナリストは「この法案の通過は、銀行セクター の圧迫要因となってきた不透明感の軽減に向けた重要な節目と考える」 とした上で、「われわれは現時点で、大手銀行の標準化収益が13%減 少すると予想している」と述べた。

議会指導部は先週、金融規制改革法案について合意。同法案には、 米連邦準備制度理事会(FRB)内に消費者保護機関を創設する規定 のほか、銀行によるヘッジファンドやプライベートエクイティ(PE、 未公開株)投資の制限、店頭デリバティブ(金融派生商品)市場への 新たな規制導入などが盛り込まれた。

ゴールドマンのリポートでアナリストらは、JPモルガンの1株 当たりの標準化収益を前回予想の6.50ドルから5.55ドルに下方修 正。モルガン・スタンレーを3.90ドルから3.16ドルに引き下げた。 そのほか、各行についての予想引き下げ幅はバンク・オブ・アメリカ (BOA)が34セント、ウェルズ・ファーゴが29エント、シティ グループが12セントだった。標準化収益では、景気循環や一時的な 損益の影響が排除されている。

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