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米国の低金利政策継続、ブラジルの海外起債に道開く-利回り低下で

【記者:Ye Xie、Boris Korby】

6月28日(ブルームバーグ):米政策金利をゼロ付近に維持する バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の方針を背景に、ブ ラジルの4月以来となる海外起債に道が開けるもようだ。

6月はブラジルの指標となるドル建て借り入れコストが2月以来 最大の低下となった。バーナンキ議長が先週、景気下支えを目的に政 策金利を「長期にわたり」過去最低水準にとどめる方針を示したこと が影響した。英アビバ・インベスターズで運用に携わるキーラン・カ ーティス氏によると、利回りは7カ月ぶりの低水準付近にあり、ブラ ジルは2021年と41年償還のドル建て債の追加発行を「いつでも」 実施する可能性がある。

コロンビア・マネジメント・グループ(ボストン)で運用に携わ るローラ・オストランダー氏は電話インタビューで、「ブラジル政府 がこうした低利回りでより長期の債券を発行することは、賢い動きだ ろう」と指摘。「FRBが当面低金利を維持すると表明しており、ブ ラジルのドル建て債保有で大きなリスクがあるとは思わない。利回り は低水準とはいえ、米国債を依然上回っている」と述べた。

ブラジルの直近の海外起債は、4月15日に実施した7億8800 万ドル(約700億円)規模の2021年償還債で、利回りは5%だった。 その後利回りは16ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下 して4.84%。バーナンキ議長の発言が、新興市場のドル建て債の指 標となる米国債価格の上昇につながったことが背景となっている。

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