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台湾と中国:経済協力枠組み協定にきょう調印

台湾は29日、中国と初の貿易協定 に調印する。最大の貿易相手であり投資先である中国との通商関係を 強化する。

「経済協力枠組み協定(ECFA)」の調印は、台湾の与党・国民 党が1937-45年の日中戦争当時に拠点を置いた中国・重慶市で行われ る。台湾の馬英九総統が2008年5月に就任して以降、中台関係が大幅 に改善した様子を裏付けることになる。

JPモルガン・チェースのシニアカントリーオフィサー、カール・ チエン氏は、台北で電話インタビューに応じ「2、3年前には想像で きなかった。両政府が何らかの協定に調印するだけでも画期的なこと だ」と指摘した。

中国はECFA交渉に際し、台湾を「離反した省」と見なす従来 の主張を棚上げした。経済的融合を強化することで、60年間にわたる 軍事的圧力では成し得なかった成果を上げようとしている。台湾にと って中国市場の開放は、大陸における競争力の回復を意味し、他の貿 易相手国との同様の合意に道筋をつけられる可能性がある。

中国側の対台湾交流窓口機関、海峡両岸関係協会(海協会)の鄭 立中副会長によると、中国は台湾からの輸入品539品目について最終 的に関税を撤廃する。その規模は138億ドル(約1兆2300億円)で、 昨年の台湾からの輸入の16%に相当する。台湾が最終的に関税を撤廃 する中国からの輸入品は267品目。計28億6000万ドル(約2600億円) で、中国の台湾向け輸出の約10.5%に相当する。

ECFAの調印は、中台関係修復を示す最新の兆候となる。馬英 九総統就任後には三通(通航、通商、通信の直接開放)が実現してお り、台湾の観光当局によると、今年1-5月に大陸から台湾を訪問し たのは7万445人と、前年同期を70%上回った。

馬総統が中国との貿易協定に取り組む中、台湾株の指標、加権指 数は過去1年間で17%上昇した。

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