コンテンツにスキップする

損保ジャパン新社長「国内シェア1位目指す」-ICT活用で資源集中

損害保険ジャパンの桜田謙悟次期社 長はブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、国内損保事業でシ ェア1位を狙う考えを強調した。損保商品の簡素化や規格化が進む中、 ICT(情報通信技術)の活用によりコストを圧縮し、経営資源・人材 をサービス充実に重点的に配分してく方針だ。

現在、取締役常務執行役員である桜田氏(54)は7月1日付で社長 に就任する。同氏は「人材とシステムの2つを活用し、日本一のお客様 評価を獲得できればそれにおのずと業績はついてくる」と指摘した。再 編により春から3メガ体制となった損保業界での勝ち組を目指す。

損保ジャパンは4月に日本興亜損害保険と経営統合、NKSJホー ルディングスを設立したが、両社は傘下で別に損保事業を進めている。 損保ジャパンの正味収入保険料(一般企業の売上高に相当)は1兆2590 億円で現在、国内損保第2位。桜田氏は損保ジャパン単独で1位の東京 海上日動火災保険の1兆7360億円を上回りたいという。

国内損保業界は、業界トップの東京海上ホールディングスに、NK SJと同様に4月に発足した三井住友海上火災保険やあいおい損害保 険を中心とするMS&ADインシュアランスグループホールディング スの3メガ体制となっている。各グループは経営戦略に合わせて傘下損 保の再編の必要性などを検討していく。

NKSJは、損保ジャパンと日本興亜損保との商品・事務・システ ムの共通化が完了する2015年3月期の統合効果を500億円、国内損保 事業の修正連結利益は前期比56%増の900億円を見込む。桜田氏はこの うち損保ジャパン分は600億円程度になるとみている。今後は保険料水 準を上げるため付加価値のある商品の提供を目指すという。

一方、これまでの損保ジャパンの経営統合に関する実務などを担当 した経験から桜田氏は、「合併のメリットはなんといってもコスト。デ メリットは内向きなエネルギー」と強調。日本興亜損保との合併の可能 性については「今はお客様が非常に商品選別などに敏感になっている」 とし、当面は顧客ニーズに合った商品提供などを優先する姿勢だ。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE