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仏紙ルモンド、3者連合による買収案受け入れ-大統領の意向退ける

【記者:Elliott Gotkine、Matthew Campbell】

6月28日(ブルームバーグ):経営難に陥っているフランスの夕 刊紙ルモンドはイヴ・サンローラン・グループのパートナー、ピエー ル・ベルジュ氏を含む投資家連合からの買収提案を受け入れ、この提 案に反対していたサルコジ大統領の意向を退けた。

投資家連合には仏通信会社イリアッドの創業者で資産家のグザビ エ・ニール氏、米投資銀行ラザードの幹部、マテュ・ピガス氏が含まれ る。投資家連合はルモンドの経営権取得で1億1000万ユーロ(約120 億円)を支払い、資本不足の回避を支援することで合意した。

サルコジ大統領はルモンドのエリック・フォットリノ最高経営責 任者(CEO)に対し、3者連合による経営権取得を望んでいないと 伝えていたが、今回の提案受け入れで同社は大統領からの圧力をはね つけた。ベルジュ氏は2007年の大統領選で野党・社会党(PS)候 補のロワイヤル元環境相を支持した経緯があり、12年の大統領選でP Sの候補となる可能性がある国際通貨基金(IMF)のストロスカー ン専務理事とも近い関係にある。

新聞業界団体の幹部によると、3者連合による投資の内訳は、 6000万ユーロが債務支払い、5000万ユーロが再投資。

ベルジュ氏、ニール氏、ピガス氏は発表文で、「ルモンドは公共の 利益だと考えている」とした上で、ルモンドの将来を支えるのは「編 集面の強化やデジタル活動への投資という野心的な方針だけだと確信 している」と述べた。

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