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欧州債:ドイツ債上昇、危機悪化懸念で-イタリア・スペイン債は下落

欧州債市場ではドイツ国債相 場が上昇。同国の10年債利回りは2週間余りの最低となった。ユー ロ圏の債務危機が悪化するとの懸念から、ドイツ債に対する各国の債 券の上乗せ利回りが拡大した。

イタリアとスペイン、ギリシャの国債相場は下落。ユーロ圏諸国 が実施した総額107億ユーロの国債入札への需要が弱かった。ドイ ツの6月のインフレが鈍化したことから、同国の10年債と2年債の スプレッド(利回り格差)は昨年12月以来の最小となった。財政問 題で今年の危機の発端となったギリシャは来月に債務の借り換えが必 要なほか、ドイツとスペイン、フランスも今週入札を実施する。

クレディ・スイス・グループ(チューリヒ)の債券ストラテジス ト、カーステン・リノウスキー氏は、「リスク回避の動きが高まりつ つある。多くの国が入札を実施することから、市場はそれに備えてい る」と語った。

ロンドン時間午後3時55分現在、独10年債利回りは前週末比 2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.58%。一 時は2.57%まで下げ、11日以来の低水準を付けた。同国債(表面 利率3%、2020年7月償還)価格は0.35ポイント上げ103.72。

イタリア10年債利回りは4bp上昇の4.13%と、9日以来の 高水準となった。独10年債に対するスプレッドは8bp拡大の155 bp。スペイン10年債は6bp上げ4.56%。ギリシャ10年債利 回りは10.66%と、前週末を14bp上回った。

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