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ハンガリー政府の赤字削減計画、財政「粉飾」に等しい-4キャスト

4キャストのストラテジスト、 ガバウア・アンブルシュ氏は、ハンガリーの新政権について、債権者 が承認した財政赤字目標を達成するために予算の「粉飾」に等しい措 置を策定していると批判した。

計画されている措置には、国有会社の損失を予算勘定から除外す ることや、補正予算案を成立させる要件緩和などが含まれている。計 画の内容は28日付のハンガリー紙ナピ・ガズダシャーグが報じた。

アンブルシュ氏は、「純然たる粉飾であり、単なる宣伝工作の域 を超えている」とし、「ハンガリー財政が悪化するリスクは依然とし て高い」と述べた。

オルバン首相は総選挙で景気てこ入れを優先すると公約したもの の、財政懸念で通貨フォリントが急落したことから、財政調整を進め るために公約撤回を余儀なくされた。ハンガリーは財政赤字を、国際 通貨基金(IMF)が承認した国内総生産(GDP)比3.8%に削 減する必要がある。

アンブルシュ氏は、国有企業の損失を予算勘定から除外すること で、現金ベースで設定されている目標に近づくと指摘。欧州連合(E U)基準の算出方法ではこうした変更は財政赤字に影響を与えないと いう。

財政赤字穴埋めのための特別銀行税を通じた1870億フォリント (約720億円)の徴収能力や、公務員給与削減案の骨抜きをめぐる 懸念から、今年の財政赤字はGDP比率で最大5%相当になる恐れが あるという。

アンブルシュ氏は、「ハンガリーの公的セクターの財政は根強い リスクであると引き続き見なしている」と指摘、「こうした隠れたリ スクは今後数カ月にわたりハンガリー資産の価格動向に徐々に反映さ れるだろう」と述べた。

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