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BIS:銀行には新たなビジネスモデルと資本増強が必要-年次報告

国際決済銀行(BIS)は、銀行 には「新たなビジネスモデル」が必要だとの見解を示した。また、損 失に備えた資本増強の必要性にも言及した。

BISは28日公表した年次報告で、銀行業界のレバレッジは最大 5倍程度で、同業界の短期的な株主資本利益率(ROE)は他の業界 よりも高かったと分析。一方、長期的利益については、高レバレッジ で不況の影響をより受けやすかったため、他業界よりも低い傾向にあ ったと指摘。過去10年間では、他業界よりも年4%低いこともあった という。

報告では、「過去数十年、金融機関は短期的な採算性を押し上げる 手段として高いレバレッジを使い、その影響で業績は著しく変動して きた」と分析。「脆弱(ぜいじゃく)な資本と非流動的な資産、短期資 金への依存が、ここ数年の大幅赤字とシステム上のひずみにつながる もろさを生んできた」との認識を示した。

報告はまた、銀行は景気の弱さと新たな規制への対処方法を探る 必要があると指摘。さらに、投資家の支持を取り戻すため、長期的に は借り入れの「大部分」を借り換え、政府支援への依存をやめるほか、 バランスシートの強化と営業費用削減に努める必要があるとの認識を 示した。

このほか資本を厚くすれば危機の際の回復も早いとし、「市場が回 復力を認識するにつれて、資金調達コストは低下し、銀行業界の総資 産利益率(ROA)が上昇する」との見解を示した。

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