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欧州の銀行は資金借り換え苦戦も、センチメント改善なければ-BIS

国際決済銀行(BIS)は、欧 州の銀行は悲観的な投資家センチメントが続けば、資金借り換えで苦 戦する可能性があると指摘した。

BISは28日公表した年次報告で、「資金調達市場での最近の 混乱が示したように、センチメントが悪化した際に銀行は借り換えで 大きな圧力に直面することがあり得る」とした上で、「危機国の銀行 はバランスシート修復で幾分前進したものの、完了には程遠い」と指 摘した。

財政問題を抱えるギリシャ、ポルトガル、スペイン、アイルラン ドなどの国債の保有をめぐる懸念を背景に、銀行債についても回避す る動きが強まった。BISによると、これらの国の国債で、今後3年 に償還期限を迎える長期債のほぼ60%を銀行が保有している。

銀行は金融危機後、バランスシート修復を進めている。BISに よれば、今年4月半ばまでで約1兆2400億ドルの増資を完了した。

BISはまた、銀行が持つ米ドル建て資産を7兆ドル相当と試算 し、そのファイナンスで外貨スワップ市場への依存が依然として高過 ぎると指摘した。欧州では同市場での資金が枯渇したことから、域内 銀行は欧州中央銀行(ECB)と米連邦準備制度理事会(FRB)に 支援を仰いだと報告は指摘している。

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