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インド自動車販売:タタが現代自動車より有利か-ガソリン価格自由化

インド政府のガソリン価格統制廃 止により、同国の自動車大手タタ・モーターズが現在2位の韓国のヒ ュンダイモーターカンパニー(現代自動車)より有利になる可能性が ある。

フォーチュン・エクイティ・ブローカーズ・インディアのマハン テシュ・サバラド氏(ムンバイ在勤)によると、幅広い種類のディー ゼル車を持つタタが、現代自やインドの乗用車最大手マルチ・スズキ・ インディアから顧客を奪う公算が大きい。シン首相は先週、歳出削減 のためガソリン価格の自由化を決定する一方で、軽油については補助 金を当面維持するとの方針を示した。

サバラド氏は「この措置によりどこが有利になるかと考えれば、 最初に名前が浮かぶのはタタだ」と指摘。「同社はディーゼル車の品ぞ ろえが豊富だ」と述べた。

同氏によると、ディーゼル車はタタの販売の80%を占める。同社 のディーゼル車にはハッチバック「インディカ」やセダン「インディ ゴ」などのモデルがあり、世界で最も安い乗用車「ナノ」のディーゼ ル車版も開発中という。

マルチ・スズキではディーゼル車は販売の約20%を占め、現代自 のディーゼル車の割合はそれよりも少ない。インド自動車市場で5位 のホンダはディーゼル車を提供していない。

IHSグローバル・インサイト・インディアのマネジングディレ クター、ディーペッシュ・ラトール氏は、「ホンダにとっては問題にな るだろう」と分析。「現代自には小型乗用車向けディーゼルエンジンが ない。この2社は悪影響を受けるだろう」との見方を示した。

インドでは軽油はガソリンより2割ほど安い。証券会社ブラブダ ス・リラダールのアナリスト、スルジット・シン・アロラ氏によると、 ガソリン補助金廃止でディーゼル車の全国販売に占める割合は、現在 の25%未満から今後2年以内に最大30%になる可能性があるという。

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