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米国株:S&P500と金利の相関過去最高に-強気派は株価反発を期待

米国では株式相場と国債利回りと の相関関係が、過去に例を見ないほど強まっている。株価の先行きに 強気な向きにとっては、相場反発のシグナルだ。

S&P500種株価指数と10年物米国債利回りの相関係数は6月16 日までの60営業日で0.8412を記録。ブルームバーグの1962年以降の データで株価と債券利回りが最も連動していることを示した。両者の 関係が前回これに近いほど強まったのは、2002-07年の強気相場の開 始時で、S&P500種はその強気相場で2倍に値上がりした。

相関係数の上昇は、欧州債務危機で世界的に景気が縮小すると考 えている投資家が、業種や資産の間での相対的価値を無視して経済指 標や当局の発表など日々の手掛かりに反応していることを浮き彫りに している。

インベスコやウェルズ・キャピタル・マネジメントなど資産運用 会社は、こうした懸念を行き過ぎだとみており、1990年代半ば以来の 企業業績の急速な伸びによる信頼感の改善で株価は上昇すると予想す る。

インベスコのシニア市場ストラテジスト、フリッツ・マイヤー氏 は「ファンダメンタルズは健在だ。問題は心理的側面だ」と述べ、「株 式市場における歴史的な事実から見て、懐疑論と恐怖心がまん延して いるときに株式を購入し、誰もが慢心しているときに売るのが得策だ」 と指摘した。

S&P500種は先週、前週末比で3.7%下落し1076.76で終了した。 5月の新築住宅販売件数が過去最低水準に落ち込んだことや、欧州債 務危機が米経済に悪影響を及ぼす可能性に米連邦準備制度理事会(F RB)が言及したことが嫌気された。

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