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ドラギFSB議長:銀行は高度な資本増強必要-移行期間の乱用回避を

【記者:Rebecca Christie】

6月27日(ブルームバーグ):20カ国・地域(G20)の中央銀行 や監督当局で構成する金融安定化理事会(FSB)のドラギ議長(イ タリア銀行=中央銀行=総裁)は、金融危機が再発した場合でも、政 府の支援なしで乗り切ることが十分可能な資本の増強を金融機関に義 務付けるべきだと訴えた。また、新たなルールの効力を弱めるような 「移行期間」の利用の仕方を認めるべきではないとけん制した。

ドラギ議長はG20首脳に送った書簡で、銀行システムは損失を吸 収し、ストレスから立ち直るためにより質の高い資本に加えて、かな り高度なリスク緩衝手段が必要だと指摘。移行期間は新たな基準の回避 を容易にするのではなく、それを支援する役割を果たすべきだと述べ た。書簡は27日に公表された。

G20首脳らは、金融危機の再発防止のため、資本基準を変更する 全般的な必要性では合意したものの、新たな基準を実施する最善の方法 については意見が分かれている。

ドラギ議長は「今回の危機で経験したような規模のストレスを公 的支援なしで乗り切ることができるレベルと質に達するように金融機 関の資本と流動性、レバレッジの新たな基準の調整を行うことをG20 首脳らが支持することが重要になるだろう」と呼び掛けた。議長はそ の上で、「われわれは景気回復を危険にさらさずに強固な新基準導入を 可能にする経過措置を提供する必要がある。しかし、これが新たな基 準の効力を弱めるとの懸念を生じさせるべきではない」とくぎを刺し た。

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