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原油相場の変動率、今後5年間に拡大か-OPEC余剰生産能力縮小で

石油輸出国機構(OPEC)の余 剰生産能力の縮小によりトレーダーの間で供給懸念が広がり、原油相 場の変動率が向こう5年間に高まる可能性がある。

原油のヒストリカル・ボラティリティー(50日ベース)は25日 に34%となった。OPECの余剰生産能力が約4年ぶりの低水準とな った後の2009年1月、ボラティリティーは過去最高の108%に上昇 した。国際エネルギー機関(IEA)は、OPECの余剰生産能力が 世界の需要に占める割合は今年の6.8%から15年までに3.9%に低 下すると見込んでいる。

ソシエテ・ジェネラルの石油市場調査担当責任者、マイク・ウィ ットナー氏(ロンドン在勤)は電話インタビューで「緩衝作用のある 余剰生産能力がかなり逼迫(ひっぱく)することになる」と指摘。「ボ ラティリティーが高まることに加え、価格を押し上げるだろう」と述 べた。

OPECは、日量600万バレルの余剰生産能力で需要に十分に対 応でき、過去2年間のような価格変動を回避できるとの見方を示して いる。原油相場は08年7月に過去最高値の1バレル当たり147ドル に高騰した後、同年12月には32ドルまで下落した。ニューヨークの 原油相場は今年、64-88ドルで取引されている。

IEAは先週発表したリポートで「相場変動率が再び拡大する可 能性があるとの懸念は引き続きある」と指摘。「世界の需要の5%を下 回る水準まで低下する傾向そのものが、今後の相場がより神経質な展 開になることを示唆している」との見方を示した。

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