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G20財政目標、「時間軸」違い市場安定化に疑問符-みずほ証・林氏

みずほ証券の林秀毅グローバルエ コノミストは28日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、 27日までカナダのトロントで開かれていた20カ国・地域(G20)首 脳会議について以下のようにコメントした。

首脳会議で採択された声明によると、先進国は2013年までに財政 赤字を少なくとも半減させ、16年までに公的債務の国内総生産(GD P)比率を安定させることを目指す。声明はまた、金融機関が資本を 「大幅に引き上げる」必要があると指摘した。各国は12年末までに新 基準を満たすことを目標に新たな規制を段階的に導入することが認めら れるという。

財政赤字削減計画について:

「具体的な期限が設定されたが、今の為替市場に悪影響を与えてい るギリシャを中心とした財政問題にどれだけ効果的かというと、あまり に時間軸が違い過ぎている」

「今回の議論で目先の問題にプラスになった点はなく、引き続きユ ーロの上値は重い」

金融規制について:

「各国ごとに考え方が違うわけで、薄まった議論になってしまう。 銀行課税の問題も結局、総論的で実効性がないといった感がある」

中国の人民元について:

「中国の目論見通り、主要議題とはならず、市場に緊張感を与えな かったということで、円高圧力の緩和につながった」

「もう一段の切り上げ要求といった話になれば、リスクが高まる形 で円高圧力になっていた可能性もあったが、主要議題にならなかったと いうことは、マーケットの安定化という点でプラスになる」

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