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ディストレスト債の割合、半年ぶり高水準-投資家が景気鈍化予想で

ディストレスト債とみなさ れる社債の割合は半年ぶりの高水準に達しており、景気鈍化やデ フォルト(債務不履行)率上昇を投資家が予想していることがう かがえる。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数によ ると、国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)が10%以上 となっている投機的水準の企業は今月、世界全体で399社。全体 の16.7%に相当し、昨年12月以来の高水準に達している。4月 末時点では9.2%と、2007年11月以来の低水準だった。

6月のジャンク債発行は少なくとも1年3カ月ぶりの低水準 に落ち込んだ。財政赤字抑制に向けた政府の取り組みが世界の経 済成長を阻害し、最も資金を必要とする借り手のコストを押し上 げるとの懸念が背景にある。ゴールドマン・サックス・グループ のアナリストによると、10年の米国のデフォルト率は現在の

1.3%から年内に6%まで上昇する可能性がある。

ゴールドマンのチーフ信用ストラテジスト、チャールズ・ヒ メルバーグ氏は「デフォルトの勢いは、借り換えが容易な状況を 反転させるだろう」と指摘した。

ゴールドマンはデフォルト率が今年上昇すると見込んでいる が、JPモルガン・チェースの高利回り信用ストラテジスト、ピ ーター・アクシアバティ氏らは25日付のリポートで、デフォル ト率が今年2%にとどまると予測した。こうした見解の相違は、 投資家が欧州のソブリン危機の影響や米景気が二番底に陥る懸念 を見極めようとする中で、信用市場の不透明感を反映している。

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