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米大統領は元高期待、中国は輸出への悪影響懸念-貿易摩擦悪化の恐れ

オバマ米大統領が中国人民元上昇 への期待を表明する一方、中国政府は輸出が為替変動によって悪影響 を受ける恐れがあるとの警戒を示し、貿易摩擦が今年、悪化するリス クが高まっている。

オバマ大統領は、カナダのトロントで開催された20カ国・地域(G 20)首脳会議閉幕後の記者会見で、「われわれは市場要因の果たす役割 が一段と増すと予想しており、中国が蓄えてきた巨額の黒字を考慮す れば、元は上昇するだろうし、大幅な上げとなるだろうと見込んでい る」と述べ、「向こう数カ月間の動きを注視する」と付け加えた。

UBSのエコノミスト、王濤氏(北京在勤)は「中国は為替政策 の変更発表である程度の時間が稼げたが、長期間の猶予を得たわけで はない。主要国は高い失業率という経済問題を抱えており、緊張が増 すだろう」と予想した。

中国の胡錦濤国家主席はG20首脳会議で、欧州危機への脅威や先 進国の需要回復が限定的であることへの懸念を踏まえ、刺激策の解除 は注意深く進めるよう呼び掛けた。

胡主席は27日、「世界的な金融危機の一段と深い影響はまだ克服 されていない。システミックリスクと構造的リスクは引き続き非常に 深刻だ」と語った。発言内容は用意されたスピーチ原稿に基づく。

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