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OPEC事務局長:原油価格は「安定」-目標生産量の変更は必要ない

石油輸出国機構(OPEC)は、 現在の原油価格は「安定」しており、10月の次回総会前に目標生産量 を変更する必要はないとの見方を示した。OPEC加盟国による原油 生産量は世界の約40%を占める。

OPECのバドリ事務局長は27日、ブリュッセルで記者団に対し 「景気回復は鈍く、失業率は高止まりしており、債務危機が多くの不 確実性をもたらしている。これらの要因をすべて鑑みれば、現在の価 格は安定している」と発言。さらに「生産量に何か変更があるとは思 っておらず、10月の総会前に会合が開かれることもないだろう」と語 った。

世界需要の大幅な落ち込みを受け、OPECは2008年12月の臨 時総会で過去最大の減産を発表。09年1月から420万バレル減産し、 目標生産量を日量2484万5000バレルとしたが、昨年、原油価格が78% 回復したのに伴い、生産目標の順守率が低下した。OPECは10月 14日、ウィーンで定例総会を開催する予定。

同局長はまた、「市場の原油供給量は多く、加盟国は生産目標を順 守する必要がある」と指摘。順守率は53%とみられており、それ以上 低下してはならないとした。

一方、メキシコ湾での原油流出事故で当局による過度な規制が行 われ、プロジェクトが延期または中止される事態となれば、長期的に 原油価格に影響を及ぼし得ると予想。オバマ米政権が先月、深海での 原油掘削解禁を半年間延期したことについては、米政府が「半年後に はこの決定について少なくも再検討を行い、平常に戻そうとすると確 信している」と語った。

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