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今週の米経済指標:雇用者数は今年初の減少へ、国勢調査終了影響

今週発表予定の6月の米雇用者数 は今年初の減少となりそうだ。10年ごとの国勢調査時期が終わりに近 づき連邦政府による臨時雇用が減り始めたことが影響すると、エコノ ミストらは予想している。

ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト51人を対象に実施した 調査の予想中央値では、6月の非農業部門雇用者数は前月比11万人減。 政府関連の雇用を除いた民間部門の雇用は6カ月連続の伸びとなった もようだ。同指標は米労働省が7月2日に公表する。

こうした雇用のペースでは、2007年12月に始まったリセッショ ン(景気後退)で失われた800万人超の雇用を取り戻すには数年かか る見通しだ。欧州債務危機による金融市場の混乱で雇用鈍化リスクが 高まっており、米国民は支出を続けるために必要な収入が奪われてい る状況だ。

三菱東京UFJ銀行の米国担当シニアエコノミスト、エレン・ゼ ントナー氏は「欧州債務危機の発生以降、米経済の見通しは再び重苦 しい基調に戻っている」と述べ、「金融市場の動揺で企業は採用に二の 足を踏んでいる。支出は7-9月(第3四半期)に鈍化するだろう」 と予想した。

米国勢調査局によると、臨時雇用されていた国勢調査要員は5月 半ばから6月半ばまでに約24万3000人が解雇された。臨時雇用のピ ークは5月初めの約58万6000人だったことからみて、さらに解雇が 続く見通しで、今後数カ月は雇用統計に引き続きひずみが生じるとみ られる。

このためエコノミストらは、今年の労働市場の状況を見極める指 標として民間部門の雇用に注目している。エコノミスト29人の予想中 央値によると、6月の民間部門の雇用は11万3000人増と、5月の4 万1000人増から拡大したと見込まれている。また、6月の失業率は

9.8%と、前月の9.7%から上昇したと予想されている。

(米経済指標の発表日・エコノミスト予想の最新情報は、こちらを ご覧ください)

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