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6月25日の米国マーケットサマリー:S&P500種上昇

ニューヨークの為替・株式・債券・ 商品相場は次の通り。

為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.2389 1.2333 ドル/円 89.27 89.61 ユーロ/円 110.59 110.52

株 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率 ダウ工業株30種 10,145.40 -7.40 -.1% S&P500種 1,076.75 +3.06 +.3% ナスダック総合指数 2,223.48 +6.06 +.3%

債券 直近利回り 前営業日比 米国債2年物 .65% -.03 米国債10年物 3.10% -.03 米国債30年物 4.06% -.04

商品 (中心限月) 終値 前営業日比 変化率 COMEX金 (ドル/オンス)1,256.20 +10.30 +.83% 原油先物 (ドル/バレル) 79.05 +2.54 +3.32%

◎外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場ではユーロがドルと円に対して上昇、朝 方は下落していたものの、上げに転じた。米株式相場や商品価格の上昇 でリスク志向が高まった。

商品輸出国通貨のノルウェー・クローネやニュージーランド・ドル、 オーストラリア・ドルも高い。円はユーロに対して上昇する場面もあっ た。欧州債務危機への対処法に関して、週末の20カ国・地域(G20) 首脳会議では合意に至らないとの観測が背景。

為替取引を手掛けるテンパス・コンサルティングのストラテジスト、 ジョン・ドイル氏は、「投資家は長期的に見通しており、統計の不調に 気づき始めている。米連邦公開市場委員会(FOMC)とそのハト派的 なコメントや住宅指標の悪化が追い打ちをかけ、それがユーロに対して ドルが売られる要因となるだろう」と述べた。

ニューヨーク時間午後2時25分現在、ユーロはドルに対して前日 比0.4%高の1ユーロ=1.2384ドル。円はユーロに対して0.2%安の 1ユーロ=110円77銭(前日は同110円52銭)。一時は0.8%上昇 する場面もあった。円はドルに対して0.1%高の1ドル=89円49銭。

◎米国株式市場

米株式市場では、S&P500種株価指数が上昇。金融規制改革法案 で内容が緩和されたことを好感し、銀行株が買われた。ただ同指数は、 週間ベースでは5月以降で最大の下げとなった。

JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカ(BOA)、ゴ ールドマン・サックス・グループが大きく上昇。S&P500種金融株指 数を押し上げた。米金融規制改革をめぐる上下両院の法案一本化作業で は、上院側の協議担当者が提示したヘッジファンドやプライベート・エ クイティ(PE、未公開株)投資ファンドへの投資に一定の余地を与え る修正案で合意した。

ムーディーズも高い。金融規制改革法案で、格付け会社を相手取っ た訴訟を容易にする責任条項について内容が修正されたことが好感さ れた。ニューモント・マイニングとシュルンベルジュは、ドル安を受け て商品相場が上昇したことから買い進まれた。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前日比0.3%高の1076.76。一時0.5%安まで下げる場面もあっ た。前週末比では3.7%下落。ダウ工業株30種平均はこの日8.99ド ル(0.1%)下げて10143.81ドル。小型株のラッセル2000指数は

1.9%高。この日の通常取引終了後、ラッセル・インベストメントの指 数の年次リバランス(構成銘柄の変更)が実施される。

BB&Tウェルス・マネジメントのシニアバイスプレジデント、ウ ォルター・ヘルウィグ氏は「金融規制改革法案の合意で透明性が増す。 不透明な部分が一部取り除かれた」と指摘。「買い進む動きが見られて いる」と述べた。

◎米国債市場

米国債相場は上昇。前週に続き週間ベースで上げた。朝方発表され た今年第1四半期の実質国内総生産(GDP)確定値が前期比年率

2.7%増と、改定値から下方修正されたことが買いを誘った。

2年債利回りは昨年11月以来の低水準付近に下げた。世界の経済 成長が減速しつつあるとの兆候が示され、比較的安全とされる国債に買 いが入った。米連邦準備制度理事会(FRB)は23日の連邦公開市場 委員会(FOMC)後に発表した声明で、「経済の回復ペースは当面、 緩やかなものになる可能性が高い」と指摘した。

グッゲンハイム・パートナーズの米政府トレーディングディレクタ ー、ジェーソン・ローガン氏は、「緊張状態が続いている。景気はなお 弱く、FRBはますますハト派になっており、インフレは存在してない ような状態が続いている」と指摘した。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時間 午後3時27分現在、10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1b p=0.01%)低下の3.11%。同年債価格(表面利率3.5%、2020年 5月償還)は、1/4上げて103 9/32。

◎金先物市場

ニューヨーク金先物相場は続伸。ドル下落で、代替投資先としての 貴金属や原材料の魅力が高まるとの観測が広がった。

主要6通貨のバスケットに対するドル指数は3日続落。米国が年内 利上げに踏み切るとの見方が後退したことが背景にある。商品19銘柄 で構成するロイター・ジェフリーズCRB指数は一時1.6%上昇。ガソ リンや原油、銅が大きく上げた。

インテグレーテッド・ブローカレッジ・サービシズのヘッドディー ラー、フランク・マギー氏(シカゴ在勤)は「金とドルは逆相関関係を 再構築しつつある」と分析。「投資家は米政策金利の見通しと市場の流 動性の規模に適応してきている。多くの資産が大幅なドル安に注目して いる」と指摘した。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物相 場8月限は、前日比10.30ドル(0.8%)高の1オンス=1256.20 ド ルで取引を終了。前週末比では0.2%安となった。

◎原油先物市場

ニューヨークの原油先物相場は急伸。2週間ぶりの大幅高だった。 メキシコ湾で今年のハリケーンシーズン初の熱帯性暴風雨が発生する 可能性があり、同地域の石油生産に打撃を与えるとの懸念が背景。ドル が対ユーロで下げたことも原油相場を押し上げた。

米国立ハリケーンセンターによると、ホンジュラスとグランドケイ マン沖のカリブ海で発生した低気圧は今週末、80%の確率で熱帯性低気 圧に発達、メキシコ湾に向かう恐れがある。

トラディション・エナジー(コネティカット州スタンフォード)の 市場調査ディレクター、アディソン・アームストロング 氏は「暴風雨 がメキシコ湾に入ると、相場はいつも決まった反応をする。暴風雨がオ フショアまたはオンショアの設備に打撃を与えるとの懸念がある」と述 べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物8月限は前日比

2.35ドル(3.07%)高の1バレル=78.86ドルで取引を終了した。 一時は3.4%上昇した。

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