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米国債(25日):上昇、GDP下方修正で買い-週間続伸(Update1)

米国債相場は上昇。前週に続き 週間ベースで上げた。朝方発表された今年第1四半期の実質国内総 生産(GDP)確定値が前期比年率2.7%増と、改定値から下方修 正されたことが買いを誘った。

2年債利回りは昨年11月以来の低水準付近に下げた。世界の経 済成長が減速しつつあるとの兆候が示され、比較的安全とされる国 債に買いが入った。米連邦準備制度理事会(FRB)は23日の連邦 公開市場委員会(FOMC)後に発表した声明で、「経済の回復ペー スは当面、緩やかなものになる可能性が高い」と指摘した。

グッゲンハイム・パートナーズの米政府トレーディングディレ クター、ジェーソン・ローガン氏は、「緊張状態が続いている。景気 はなお弱く、FRBはますますハト派になっており、インフレは存 在してないような状態が続いている」と指摘した。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク 時間午後4時22分現在、10年債利回りは4ベーシスポイント(b p、1bp=0.01%)低下の3.11%。同年債価格(表面利率3.5%、 2020年5月償還)は、9/32上げて103 10/32。

10年債は週間ベースで11bp下げた。前日は5月25日以来の 低水準となる3.0610%を記録した。2年債利回りはこの日3bp 下げて0.66%。週間ベースでは6bp低下した。前日は0.63%と 昨年11月27日以来の低水準をつけた。

第1四半期GDP

米商務省が発表した第1四半期GDP確定値は前期比年率

2.7%増と、改定値の3%増から下方修正された。ブルームバーグ・ ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値では、改定値から変 わらずの3%増が見込まれていた。

RWプレスプリッチの政府・機関債トレーディング担当マネジ ングディレクター、ラリー・ミルスタイン氏は、「国内外で景気の弱 さがみられる。これは景気回復にとっては向かい風であり、米国債 にとっては支援材料でもある」と述べ、「GDP数値は最近目にして いる動向と一致している」と続けた。

トロントで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議では、欧 州問題の対応や世界経済成長の活性化、金融システムの規制見直し に関する政策について協議する。

金利見通し

米国債は週間ベースで上昇。FOMC声明では「長期にわたっ て」低金利を維持する姿勢が示された。

また、「金融の状況は総じて経済成長を支える方向性を弱めてお り、これは主に国外の展開を反映している」と述べた。

23日のFOMCではフェデラルファンド(FF)金利の誘導目 標は過去最低の0-0.25%で据え置かれた。ブルームバーグ・ニュ ースがまとめたエコノミスト98人の予想では全員が据え置きを予 想していた。

金融先物市場動向によると、今年12月の会合までにFF金利誘 導目標が引き上げられる確率は21%となっている。1カ月前は30% だった。

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