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米国株(25日):S&P500種が上昇-銀行株が高い

米株式市場では、S&P500 種 株価指数が上昇。金融規制改革法案で内容が緩和されたことを好感 し、銀行株が買われた。ただ同指数は、週間ベースでは5月以降で 最大の下げとなった。

JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカ(BOA)、 ゴールドマン・サックス・グループが大きく上昇。S&P500種金 融株指数を押し上げた。米金融規制改革をめぐる上下両院の法案一 本化作業では、上院側の協議担当者が提示したヘッジファンドやプ ライベート・エクイティ(PE、未公開株)投資ファンドへの投資 に一定の余地を与える修正案で合意した。

ムーディーズも高い。金融規制改革法案で、格付け会社を相手 取った訴訟を容易にする責任条項について内容が修正されたことが 好感された。ニューモント・マイニングは、ドル安を受けて商品相 場が上昇したことから買い進まれた。

S&P500種株価指数は前日比0.3%高の1076.76。前週末比 では3.7%下落。ダウ工業株30種平均はこの日8.99ドル(0.1%) 下げて10143.81ドル。小型株のラッセル2000指数は1.9%高。 この日の通常取引終了後、ラッセル・インベストメントの指数の年 次リバランス(構成銘柄の変更)が実施される。

BB&Tウェルス・マネジメントのシニアバイスプレジデント、 ウォルター・ヘルウィグ氏は「金融規制改革法案の合意で透明性が 増す。不透明な部分が一部取り除かれた」と指摘。「買い進む動きが 見られている」と述べた。

USグローバル・インベスターズのマイケル・ナスト氏らトレ ーダーは、ラッセル指数のリバランスがボラティリティ(変動性) を高めた可能性があると指摘する。ブルームバーグのデータによれ ば、S&P500種は午後1時までの段階で、少なくとも25回にわた って方向を変えた。

ラッセル指数

ラッセルの米国株指数に連動させて運用する投資家は、同社の リバランスに合わせて銘柄を売買する必要がある。

プラグマ・セキュリティーズのダグ・リベリ最高経営責任者(C EO)は、この日のリポートで、「きょうのラッセルのリバランスは、 ここ数年で最も規模が大きい」と指摘した。

インベストメント・テクノロジー・グループのディレクター、 ジョン・カリロ氏は、大型株のラッセル1000指数に組み入れられ る銘柄の時価総額は、除外される銘柄の時価総額を上回る。これに より、インデックスファンドの運用担当者は資金調達のため他の保 有資産の一部売却を余儀なくされると分析した。

売買高

米株式市場での売買高は139億株に達した。ブルームバーグの データによれば、これは5月21日以来の高水準で、2010年の平均 を46%上回る。ニューヨーク証券取引所での売買高は取引終了前の 20分で急増した。

BOAは2.7%高の15.42ドル。JPモルガンは3.7%上げて

39.44ドル。シティグループは4.2%上昇の3.94ドル。ゴールド マンは3.5%高の139.66ドル。ムーディーズは6.8%上げて

22.01ドル。

ドル下落を受けてS&P500種資源株指数は1.4%上昇。ニュ ーモント・マイニングは4.6%高の61.67ドル。フリーポート・マ クモラン・カッパー・アンド・ゴールドは4.9%上昇し66.57 ド ルだった。

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