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欧州債(25日):仏伊・ベルギー債が下落、債務危機の深刻化懸念で

欧州債市場ではベルギーとイ タリア、フランスの10年債相場が下落し、ドイツ10年債に対する 上乗せ利回りが拡大した。景気回復が足踏みする中、ユーロ圏の債務 危機が深刻化しつつあるとの懸念が強まった。

市中銀行が、欧州中央銀行(ECB)の1年物資金供給プログラ ムの際に購入した国債の一部を売却しているとの観測も売り材料と なった。同プログラム下の資金供給オペ(公開市場操作)は7月1日 に期落ちを迎える。ドイツ10年債利回りは週間ベースで低下した。 23日に発表された経済統計で、ユーロ圏のサービス業と製造業の経 済活動の拡大が6月に鈍化したことが示された。ブルームバーグがま とめた調査によると、29日発表の6月のユーロ圏景況感指数は低下 が予想されている。

ウニクレディト(ミュンヘン)の債券ストラテジスト、コーネ リアス・パープス氏は、銀行がECBへの返済で保有債券の放出を検 討しているのは「供給面の脅威だ」と述べ、「各行は市場の反応をう かがっている。来週にさらに動きが強まると見込んでいる」と語った。

ベルギー10年債利回りは前日比7ベーシスポイント(bp、1 bp=0.01%)上昇し3.57%。独10年債に対するプレミアム (上乗せ金利)は97bpと、前日の90bpから拡大し、終値ベース で8日以降の最大となった。

ロンドン時間午後5時20分現在、独10年債利回りは2.61% と、前日からほぼ変わらず。24日には2.59%まで下げ、15日以来 の低水準を付けた。前週末18日の水準2.73%を12bp下回って いる。同国債(表面利率3%、2020年7月償還)価格は103.41。

この日イタリア10年債利回りは4bp上昇し4.09%となった ほか、仏10年債利回りは3bp上げ3.10%。

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