コンテンツにスキップする

黄金州カリフォルニア、「ギリシャ化」の波がひたひたと押し寄せる

ゴールデンステート(黄金州)と も称される陽光あふれるカリフォルニア州の州民は、リセッション(景 気後退)が終わったような気がしていない。

5月の失業率は12.4%と全米の水準を2.7ポイント上回る。州 議会は190億ドル(約1兆7000億円)の財政赤字を埋めるために、 貧困層向けの給付を減らすか債券市場でさらに90億ドル強を借り入 れるかでもめている。イリノイ州と並んで全米で最も信用格付けが低 い同州では、税収に対する州債費の割合がどんどん膨張している。

ロシアを上回る1兆8000億ドルの経済規模を持つカリフォルニ ア州は、財政が改善するどころか、ますます深みにはまりつつある。

こうした「ギリシャのような」州は、実はカリフォルニアだけで はない。米国の国内総生産(GDP)は3四半期連続で増加し、米経 済は回復の途上にあるように見える。しかし、ワシントンの研究機関、 センター・オン・バジェット・アンド・ポリシー・プライオリティー ズによると、カリフォルニアに加えアリゾナ、イリノイ、ニュージャ ージー、ニューヨークなど全米46の州の2010-11会計年度(10年 7月-11年6月)の財政赤字は合計で1120億ドルに上る見込みだ。

米政府監査院(GAO)は今年3月に議会向けにまとめたリポー トで、税制や年金制度改革などの行動がなければ、州財政は2060年 まで着実に悪化し、米経済の足かせとなるだろうと指摘した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE