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景気鈍化懸念で世界の社債発行が減少、ルノーは起債縮小-信用市場

社債の発行が減少し、ギリシャ国 債のデフォルト(債務不履行)に対する保証コストは過去最高を更新 した。世界経済の鈍化懸念が信用市場に新たな重しになっているとみ られる。

ブルームバーグの集計データによると、世界の社債発行は今週、 8%減少し369億ドル(約3兆3000億円)となった。フランス2位 の自動車メーカー、ルノーは「一段と厳しい」市場環境を理由に起債 額を2割圧縮した。米医療施設運営会社ユニバーサル・ヘルス・サー ビシズは米サイキアトリック・ソリューションズ買収のためのローン を19%減額した。

投資家が要求する社債利回りの国債に対する上乗せ幅(スプレッ ド)が拡大している背景には、4月のユーロ圏鉱工業新規受注が予想 を下回る伸びにとどまったことや、5月の米新築住宅販売が過去最低 水準に落ち込んだことがある。TCWグループのチーフ・グローバル ストラテジスト、コマル・スリクマール氏は、住宅市場の軟化で米国 が再びリセッション(景気後退)に陥りかねないとみる。

スリクマール氏は「二番底への言及が以前よりも増えたのは明ら かだ」と述べ、「二番底はまず米国の住宅市場で発生し、その後欧州 経済、さらに米経済全般で起こる。今週見られたのはこの第1段階だ」 と指摘した。

CMAデータビジョンによると、クレジット・デフォルト・スワ ップ(CDS)市場では、ギリシャ国債のCDSスプレッドは197 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し過去最高の1125 bpに達した。

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