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ECBはカバード債購入継続を、民間エコノミストが指摘-月末が期限

欧州中央銀行(ECB)が1年の 時限措置で実施しているカバード債購入プログラムは来週期限を迎 えるが、民間エコノミストらは欧州の銀行を支えるため、来月以降も 買い入れを継続すべきだと指摘する。

欧州のソブリン債危機をきっかけに金融市場で再び緊張が高ま っていることが、ECBが表明している600億ユーロ(約6兆6200 億円)を超えてカバード債購入を続ける十分な理由だと、バークレイ ズ・キャピタル、野村インターナショナル、シティグループなどのエ コノミストは指摘する。ECBは6月末に終了予定の同プログラムで すでに594億ユーロ相当のカバード債を買い入れている。

バークレイズ・キャピタルのチーフエコノミスト、ジュリアン・ キャロー氏(ロンドン在勤)は、「今は間違いなく、プログラム終了 の時期として適切でない」と分析、「これまで非常にうまくいってい る。今の状況では、ECBは銀行支援のために可能な事はすべて実施 すべきだ」と述べた。

住宅ローンや公的融資に裏付けられたカバード債を購入するE CBのプログラムは、欧州の戦後最悪のリセッション(景気後退)へ の対応策の一環で、銀行のバランスシート縮小と融資促進を目的とし ている。先月表面化した債務危機を受けてECBは、いわゆる「非伝 統的」な刺激策の解除を見送り、前例のない国債購入プログラムを開 始した。

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