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キヤノン株が1カ月ぶり安値、円高による業績下振れ懸念-格下げも

キヤノン株が反落し、1カ月ぶり の安値を付けた。ドル・円相場が1ドル=89円台で推移するなど為 替の円高に対する懸念が根強く、2011年下期業績の下振れが懸念さ れている。クレディ・スイス証券では、投資判断を「ニュートラル」 から「アンダーパフォーム」へ引き下げた。

株価は前日比4.3%安の3535円まで売られ、午前10時35分時 点ではTOPIXと電気機器指数の下落寄与度1位となっている。

会社側では、4月時点で今期(2010年12月期)の想定為替レー トを対ドルで90円、対ユーロでは125円とし、連結営業利益予想を 3600億円としている。ドル・円は今月初旬から円が強含み傾向にあ るほか、ユーロ・円でも午前は110円台半ばとユーロの戻りが鈍い。

クレディ・スイス証券の簡野邦彦アナリストは24日付で、同社 の今期営業利益予想を従来の4276億円から3328億円に減額した。為 替前提を対ドルで90円、対ユーロで110円と円高方向で見直したこ とが主因で、レーザープリンターの大幅調達一巡や競争激化なども懸 念材料という。目標株価は4500円から3300円へ引き下げ、今下半期 の業績モメンタム(勢い)低下から、株価の「今後数カ月の下振れ余 地は大きい」としている。

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