コンテンツにスキップする

キャメロン英首相の財政緊縮策、G20首脳会議で議論の中心に

キャメロン英首相は25日に初めて 出席するサミット(首脳会議)で財政緊縮策を示すことになる。英国 の方針が景気回復につながるか、あるいは新たなリセッション(景気 後退)を招くかをめぐっては、大西洋をはさんで意見が対立しており、 首脳会議で議論の中心になる見通しだ。

発足後6週間のキャメロン政権は今週、ギリシャの危機を踏まえ て財政赤字削減に向けた戦後最大の財政緊縮案を発表した、英国の財 政赤字の水準は国内総生産(GDP)比11%と、20カ国・地域(G20) で最大。

欧州の政策当局者は現時点で財政再建を怠れば、先月ギリシャが 救済を余儀なくされたような債券市場の売りを再び招く恐れがあるこ とを懸念。一方、オバマ米大統領は財政赤字削減が経済成長と雇用に 打撃を与えかねないと主張している。G20各国・地域の政治家がどの 程度迅速に行動すべきかを議論する中で、英国のケースは試金石とな る。

イングランド銀行(英中央銀行)の金融政策委員会(MPC)元 委員のデービッド・ブランチフラワー氏は、ブルームバーグラジオと のインタビューに答え、「英国は最大の実験の1つになるだろう。米国 は状況を見守り、英国の成長率がどうなるか観察することが可能だ」 と述べた。

キャメロン首相は同日、オンタリオ州ハンツビルで開催される主 要8カ国(G8)首脳会議に出席した後、26日からトロントでのG20 首脳会議に出席する。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE