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韓産銀、哨戒艦事件発覚後初のサムライ債発行、総額270億円

韓国産業銀行(KDB)が総額270 億円の円建て外債(サムライ債)の発行条件を決めた。韓国政府が同国 海軍哨戒艦の沈没の原因は北朝鮮の攻撃によるものと5月に断定してか ら初の起債となる。

KDBと主幹事が25日に発表した資料によると、今年3月末に起き た韓国哨戒艦沈没事件をめぐっては、韓国と北朝鮮の緊張関係に懸念を 抱く投資家が多かった。

ブルームバーグ・データによると、2012年9月満期のKDB債の円 スワップレートに対する上乗せ金利は、韓国と北朝鮮の関係が緊迫化す る以前の4月中旬には+100ベーシスポイント(1bp=0.01%)程度だ った。だが、国際調査団が5月20日に事件を北朝鮮の魚雷によるものと 断定した報告書を発表して以降は、+145bp程度まで拡大した。

今回のサムライ債の発行条件では、投資家への需要調査を21日から 開始。上乗せ金利については、2年債は+90bpから+115bp、3年債は +95bpから+120bpで投資家需要を探った。日興コーディアル証券から の電子メールを通じた発表資料になると、最終金利上乗せ幅は+95bpと +100bp(1bp=0.01%)でそれぞれ決まった。

そのほかの発行条件では、2年物は、表面利率が1.48%、発行額が 226億円。3年物は、表面利率が1.56%、発行額が44億円。主幹事は、 野村証券、日興コーディアル証券、UBS証券が共同で務める。発行日 は7月1日。

格付けは、ムーディーズのA1、S&PのA、フィッチ・レーティ ングスのA+、格付投資情報センター(R&I)のA+を取得する。

KDBは、政治的なリスクに対する懸念を踏まえて、最近の日本国 内での起債との比較や30年間にわたって築かれたKDB債の市場評価な どを投資家と会話して条件決定に臨んだという。最終的には、地方の投 資家を中心に、中央や一部海外の投資家にも販売できたとしている。

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