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米国債:2年債利回り上昇-週内3度目の入札を完了

米国債市場では2年債利回りが 上昇した。一時は昨年11月以来の低水準をつけていた。米財務省は この日、今週に入り3度目の入札を終了した。

2年債利回りは一時、2008年12月に記録した過去最低に4 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01ポイント)以内と迫った。米 連邦準備制度理事会(FRB)は前日の連邦公開市場委員会(FOM C)後に発表した声明で、「長期にわたって」低金利を維持する方針 をあらためて表明した。この日、財務省が7年債の入札(300億ドル) を実施した後、米国債は上げ幅を縮小した。

グッゲンハイム・パートナーズの米政府トレーディングディレ クター、ジェーソン・ローガン氏は、「相場はやや上げ過ぎだった。 市場参加者は国債への投資資金の一部引き揚げを検討していた」と述 べた。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時 間午後4時3分現在、2年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1 bp=0.01%)上昇の0.67%。同年債価格(表面利率0.625%、 2012年6月償還)は、1/32上げて99 29/32。

2年債利回りは一時0.6329%と、昨年11月27日以来の低 水準をつけた。2008年12月には過去最低の0.6044を記録した。 ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト51人の予想中央 値によると、年末時の2年債利回りは1.32%が予想されている。

10年債利回りはほぼ変わらずの3.13%。一時は6bp下げて

3.06%と、5月25日以来の低水準を記録した。

7年債入札

米財務省が24日実施した7年債入札の結果によると、最高落 札利回りは2.575%と、入札直前の市場予想の2.586%を下回った。 投資家の需要を測る指標の応札倍率は3.01倍と、2009年2月に同 年債の入札が再開して以来の最高となった。

この日の入札で、外国中央銀行を含む間接入札の落札全体に占 める割合は51%。過去10回の平均値は53.3%だった。

ドイツ銀行のプライベート・ウェルス・マネジメント部門の債 券トレーディング責任者、ゲーリー・ポラック氏(ニューヨーク在勤) は「入札は良好な結果だった」と述べ、「これほど低い利回りでも投 資家は引き続き米国債を魅力的な投資対象としてみていることが示さ れた」と続けた。

財務省は前日、5年物国債の入札(380億ドル)を実施、落札 利回りは1.995%だった。ブルームバーグ・ニュースがまとめた予 想では1.961%だった。22日の2年債入札(400億ドル)は落札 利回りが過去最低の0.738%を記録した。

米国債リターン

バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチの指数によると、今年 上半期の米国債投資リターンは5.1%と、上半期のパフォーマンスと しては2000年以来、10年ぶりの高水準となる見通しだ。

ブルームバーグのデータによると、6月の米国債パフォーマン スは1.08%上昇。英国債は同0.95%上昇、カナダとドイツはそれ ぞれ0.7%、0.05%だった。

FOMCは前日、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標 を過去最低水準の0-0.25%で据え置くと発表した。

FOMCは声明で「景気回復は進行中」と記述、「労働市場は 徐々に改善しつつある」と指摘した。今年4月の声明では、「経済活 動は引き続き強くなってきた」としていた。

金融先物市場動向によると、今年12月の会合までにFF金利 誘導目標が少なくとも0.25ポイント引き上げられる確率は20%と なっている。1カ月前は30%だった。

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