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メルケル独首相:G20、財政赤字や金融規制で議論紛糾へ

ドイツのメルケル首相は、週末 にカナダのトロントで開催される20カ国・地域(G20)首脳会合で は、経済政策から金融規制に至る幅広い議題で意見の対立が起きると 予想している。

メルケル首相は24日ベルリンで記者団に対し、欧州諸国、特に 「ドイツは、持続可能な経済成長を生み出すには財政赤字の削減が絶 対に必要だという意見だ」と言明。「出口戦略について、われわれと 同様の判断をしない国もある。こうしたテーマに関して非常に実りあ る話し合いになるが、議論は紛糾するだろう」と述べた。

メルケル首相のコメントは、オバマ米大統領との意見の相違を浮 き彫りにした。オバマ大統領はG20首脳らにあてた16日付書簡で、 財政再建は「中期的に」実施されるべきであり、経済成長に焦点を絞 るよう促した。

カナダのハーパー首相は、同じくG20首脳あての18日付書簡で、 2013年までの財政赤字半減のほか、16年までに国内総生産(GDP) に対する赤字比率の安定もしくは低下させる目標への合意を求めた。

欧州連合(EU)はこうした目標設定に慎重だ。EU財務当局者 によると、欧州の目標はより意欲的だと説明し、カナダの提案は最低 限の基準であるべきだと述べた。

メルケル首相は、「協議される1分野として考えられるのは、金 融セクターに危機のコストを負担させる方法についてだ」と発言。 「全体の合意が得られるとは期待していない、ただ欧州では銀行税や 世界的な金融取引への課税で共通の立場を見いだしたのは喜ばしい」 と続けた。

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