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米FRB、11年まで利上げ先送り示唆-インフレ鈍化と欧州危機で

米連邦準備制度理事会(FRB) は、22、23両日開催された連邦公開市場委員会(FOMC)で、イン フレ鈍化と欧州の債務危機を背景に、利上げを2011年まで先送りする ことを示唆した。

23日発表のFOMC声明は、「基調的なインフレは下降トレンド にある」とし、「長期にわたって」政策金利をゼロ近辺に据え置くこと をあらためて表明した。声明発表の数時間前に米商務省が示した5月 の新築一戸建て住宅販売は前月比33%急減となった。

5月の米雇用統計で示された民間部門の伸び鈍化や株式相場下落 も、FRBが金融引き締めを延期するとみられる理由だ。記録的な規 模に膨らんだ刺激策について、カンザスシティー連銀のホーニグ総裁 ら一部当局者は、いずれインフレ率の急上昇を引き起こすと警告して いる。

元FRB理事で、現在ポトマック・リサーチ・グループの上級経 済アドバイザーを務めるライル・グラムリー氏は、「FRBが来年7- 12月(下期)より前に利上げに動くことは考えにくい」と述べた。

ブルームバーグ・ニュースが今月実施したエコノミスト調査の中 央値では、FRBは11年1-3月(第1四半期)まで利上げしない見 込みだ。バークレイズ・キャピタルやクレディ・スイス、UBS、ド イツ銀行は、欧州で発生した危機を受け、利上げ時期の見通しを従来 予想よりも数カ月先に延ばした。

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