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上場2日目のパピレス株の初値6140円、公開比2.3倍-その後急落

電子書籍の販売などを手掛けるパ ピレスが、大証ジャスダックの新規上場2日目にして初値が成立した。 公開価格2700円に対し、初値は2.3倍の6140円。その後は売り注文 が先行し、初値に比べて急落となっている。

パピレス株は、電子書籍販売の専業では初の上場であることや、 米アップルの携帯型多機能端末『iPad(アイパッド)』の登場に よる将来性への評価から、きのうの取引では買い注文が殺到。6210 円まで買い気配値を切り上げたが、上場初日は売買が成立しなかった。 ただ、ジャスダックが初値決定の買い付けについて買付顧客からの買 付代金の即日徴収などを23日に決定したことで、きょうは一転売り 気配で始まり、売買が朝方に成立した。

初値上昇率は2008年5月のプライムワークス(2.6倍)以来、 約2年ぶりの水準となった。初値形成後は売り圧力が強まり、一時は 初値比16%安の5160円まで売られた。丸三証券の牛尾貴投資情報部 長は、「事前人気が高い銘柄の初値が高騰した場合、最近は資金の逃 げ足が速いことが多い。しかし、テーマ性を持った銘柄であり、今後 は折に触れて買われる場面もありそう」との見方を示した。

同社は、出版社などから電子書籍を収集し、ネットワークを通じ て携帯電話やパソコンなどの情報端末利用者に配信する電子書籍販売 事業のほか、提携店を通じた電子書籍の委託販売事業も行う。2011 年3月期の売上高は前期比4.0%増の39億100万円、営業利益は 14%増の4億1400 万円の見込み。公開にあたっては公募8万株、オ ーバーアロットメントを含めた売り出し7万5400株を実施した。

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